
僕の両親はとても良い方々だと思います。
自営業の中流家庭で育てられ、大学まで出してもらい、今の自分があるのは両親のおかげだと心から感謝しております。
しかし!
二つだけ、しっかり子供の頃から教育に叩き込んでいて欲しかったことがありました。
それは、
①人生は自分との戦いである
②好きな仕事をやってもいいからちゃんと稼げ
この2点であります。
人生は自分との戦いである
僕は母親から「良い成績を取って、良い会社へ就職して定年まで勤め上げなさい。定年退職した後は好きなことができる。それが人生の最上の幸せである」と、常に言って聞かされました。
僕はその言葉に違和感を感じており、いつも反発しておりました。
今ならその違和感の理由をはっきりいえますが、そのときは言語化できないことが苦しかったんですね。
感じていた違和感
母の考えに「人間はいつ死ぬかわからない」ということが抜けていたことでしょう。
もしかしたら、明日死んじゃうかもしれないですよね。
母の理念の根底にあったのは、
人生は自分でリスクを負うべきではない。良い会社にいれば責任は会社が取ってくれる。
好きなことを探すなんてもってのほか。好きなことは趣味の範囲で見つけろ。
リスクのない人生が幸せなんだ。
ということです。
「あなたが心配だから」と常に言っていました。今でも言ってます笑
なぜ母の思考回路がそうなっているのかはわかりませんが、僕はこう教えて欲しかったです。
いつ死ぬかわからないんだから、死ぬ後悔をしなくて良いように、常に自分ができる最善の行動をとりなさい。
あんたの尻を拭ってくれるやつなんてこの世に一人もいない。だから、自分の人生には自分で責任を持てる強い人間になりなさい。
他人と比べても全く意味がない。人それぞれ自分の世界で生きて居るのだから、あなたの世界で幸せになる努力をしなさい。
これが模範解答でした。
でも、自分で自分の模範解答が言えるようになったからそれでいいか!とも思います。
とても長く苦しみましたが笑
好きなことやってもいいからちゃんと稼げ
これもちゃんとしっかり教えていて欲しかった笑
母の考えの中に、「自分でやることはどうせ失敗する。そんなことに意味はない。自分が苦しむだけだ。うまくいく人は一部の才能のある人間だけなんだ。仕事は無難なものを選べ。大企業にすがってれば苦労しないで済む」というものがありました。
これも矛盾だらけでおかしいと思っていましたが、言語化できずに苦しんでいました笑
だから、僕は貧乏思考から抜け出せずに苦しんでいました。
僕は歌手になりたかったんですけど、「貧乏でも良い、生活が苦しくても良い、プロの歌手になって自分のCDを1枚でも出せればそれで良い」と思ってました。
この甘えた考えをしていた自分をぶん殴ってやりたいわ!
母にはこう教えて欲しかったです。
成功していた人は好きな仕事をし続けるために精進を重ねた人だけだ。
みんな大した才能があるわけじゃない。
でも、好きな仕事を見つけて、それで幸せになる努力を惜しまなかったのである。
好きな仕事っつーのは自分が幸せになるためのツールだ。幸せになる為の努力をしろ。
それに「好きな仕事」と「好きなこと」は違う。仕事は人の役に立たないのなら意味がない。ただの独りよがりなら、稼いだお金で趣味でやんな!
好きな仕事をやっても良いから、稼げるようになるよう、常に精進せよ。
いいか?「稼ぐ」っていう意味を履き違えるなよ?
稼ぐってことは、それだけ人のお役に立っているってことなんだ。
好きな仕事で幸せになるっていうのは自分のためであり、他人のためになることなんだ。
これが今の所の模範解答です。将来は変わるかもしれませんが。
父が話に出てこないのは、父は仕事が忙しくてあまり話したことがないからです。
今でも父と二人になると話すことがなくて気まずいです。
最後になりましたが、サムネとカバー写真では両親が天使になっておりますが、まだまだ健在です。
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