FX用語集 Part.2-1(毎週日曜日更新!)

今回はエリオット波動原理で定義されている波形の名前をメインにやっていきますよー!

これらをきちんと理解できればマジで勝てるようになります!


| そもそも編 |

・・・ラルフ・ネルソン・エリオットが発案したさまざまな金融市場の分析に用いられる原理。「理論ではない、原理である」というところがミソ。

科学的な根拠はないが、世界中で多くの方々が現在も検証・研究に取り組んでいる。

チャートの波形を「上昇」「下落」ではなく、「推進波」と「修正波」という切り口で観ていく視点が最高に最高。(だって、上でも下でも「儲けるために観る」ということは変わらないのだから、感情的なフィルターがかかりにくくて良い表現だと思う)

チャートはフラクタル構造になっている、という前提が最高に最高。エントリーから決済までは常に「今」。今がどの階層でどのタイミングかを把握していることはトレードの勝率をぐんと跳ね上げてくれる。

チャートは相関関係で見ていく、という考え方が最高に最高。チャートは常に変化していくから、インパルス進行中に見えていたものが、ジグザグ修正波に突然変わることも。固執しないためには狙いのチャートをよく観察しながら、複数の他のチャートのカウントもやっておくことで、勝率がぐんと跳ね上がる。

使い方: A氏:今ドル円で含み損かかえてるんだ。エリオット的に見たらどこまでいくと思う?
     B氏:うーーーん・・・そういうのじゃないからわかんないなぁ。
訳:エリオット波動原理を予想に使うものだと思っている方がいる。確かにそう思っちゃう気持ちはわかるけど、そうじゃないんだなぁ・・・。
なんて言うか、常に今なんですよ。今はこう予想できるけど、明日にはその予想は変わります。もしかしたら1時間後・5分後に変わるかもしれません。
エリオット波動原理とは自分と対話しながらチャートを熟考し、今エントリーすべきかを判断するためのものだと個人的には解釈しております。

| トレードの手法編 |

・・・チャートが上昇(もしくは下降)している際、トレンドに沿って「ここまでは上がる(もしくは下がる)」・「この時間までは上がる(もしくは下がる)と目星をつけエントリーすること。

使い方:俺、押し目の順張りしかできんのよねー。
訳:観ている時間軸のチャートのトレンドに沿ってのエントリーをして利益を得ることが得意としている、ということ。ただし、「押し目の」という言い回しから、チャネルのサポートラインやしこりなどを十分に考慮し、エントリーのタイミングにはこだわっている様子が窺える。

・・・チャートが上昇(もしくは下降)している際、「この価格までは上がる(もしくは下がる)」・「この時間までは上がる」と目星をつけ、そこに到達したら転換することを狙ってエントリーすること。
エントリーの際には、どこまで転換するのか、あるいはどれくらいの時間エントリーするのか予め決済するポイントを決めておくこと。

使い方:俺は逆張りが得意なんだ。
解説:観ている時間軸のチャートのトレンドの転換点を探って、逆の動きをするときにエントリーをして利益を得ることが得意としている、ということ。「こうなったから逆張りした」という明確な理由があることに自信を持っている様子が窺える。

| 波形編 |

推進波

・・・エリオット波動原理で定義されている波形の中で最もメジャーな波形です。チャネルを形成します。3波は一番長い推進波になり易い(一番短くならない)。4波は1波に重なりません。

第1波は5波の推進波(インパルスもしくはダイアゴナル)

第2波は3波の修正波(ジグザグ・フラット・トライアングル)

第3波は5波の推進波(インパルス)。一番伸び易い(1波・3波・5波の中で最も短くならない)

第4波は3波の修正波(ジグザグ・フラット・トライアングル)、1波に干渉しない。

第5波は5波(インパルスもしくはダイアゴナル)の推進波で構成されている。

使い方: A氏:俺はエリオット3波しか狙わないよ。
     B氏:それってインパルス3波のこと? 
解説:「インパルス=エリオット波動」と解釈している方がちらほらいらっしゃいます。
深堀して言葉を正確に解釈していく努力をしましょう!(僕自身への戒めでもあります)
まず、「エリオット波動」ではなく「エリオット波動原理」です。
そして、エリオット波動原理とはそんなに単純なものではありません。

・・・エリオット波動原理で定義されている波形の中で、個人的には最もアツい波形です。基本的にはウェッジ型になります。僕はこれを探すことに命を賭けています。トレンド転換を探り易い・予想し易いという特徴があります。

インパルスと違い、4波が1波を割り込むことが特徴です。

一回り上の階層の波形を見ながら、リーディングダイアゴナルなのかエンディングダイアゴナルなのかをちゃんと意識したうえでエントリーポイントを探ることが大切です。

使い方:ダイアゴナルはどこじゃー!?
訳:エントリーはわかり易いところでやるのが鉄則。「わかり易い=勝つ自信がある」ということです。
だから、ダイアゴナルを形成している通貨ペアをまず探します。
それから、他の通貨ペアのチャートを見て、狙いのチャートがダイアゴナルを形成しているが検証します。
その際、同じ時間軸で見比べることが大切です。
また、すべての時間軸での波形も見比べ、エントリーと利確のタイミングを決めておくことも大切です。


今日はここまでです。私もまだまだ勉強中・・・本物のエリオティシャンに見つかってしまったら大顰蹙を買いそうです。

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今回もお付き合いいただきありがとうございました!!
来週もがんばろー🔥