自営業の始め方を間違えて大変だった話
Web制作とWebマーケティング、PC操作のスキルを活かして、2016年6月に「中小零細企業専門のWebマーケティングコンサル会社」をスタートしました。
しかし、はっきり言って起業の理由は、
なんとなく社長になってみたかったから。
当然貯蓄もなく、元手がなかったため、おばあちゃんに50万円の借金をして始めました。
※1年後にちゃんと返しましたよ!
会社の登記等で約30万円かかり、手元に残ったのは20万円。
しかし、収入の予定は無し・・・
給料を支払わなくても社会保険などの支払いが来月にはあるため、不安で押しつぶされそうな気分でした。
コレクションのギターを売り払って2ヶ月分の生活費を作りました。
「その状態で何がコンサルだ!」
そう叱ってあげたいです。
「裸一貫」「背水の陣」に酔っていたんですね。
商売をやるなら、勝算が見えてからやるべきです!
事務所は先輩の会社の間借りをし、過去のお付き合いの中から顧問先を少しずつ開拓していき、ちょっとずつ売り上げは上がっていくのですが、本当に微々たるもの。創業して2ヶ月ほどで倒産の危機を迎えるのです。
それを当初から見越していた私は、起業してすぐに銀行の融資を200万円申し込んでおりました。
今読んだら恥ずかしくて目も当てられない事業計画書ですが、当時はアベノミクスやら金融緩和やらで銀行が融資先を探して躍起になっている状態です。
運良く融資の獲得に成功しました!!
今思い返すと、私の潜在意識の中には「商売は辛いもの。中小零細企業は借金しながら潰れるギリギリでやっていくものだ」ということが刷り込まれておりました。
私の実家も商売をやっており、母から「今借金が○○円ある」という話を聞いていたせいだと思います。それが当たり前・・・、いや、在るべき姿だと思っていた!!
・・・考えるだけで吐き気がします。
これから7年間の私の借金中毒とも言える自営業生活が始まるのです。
しかし、良かったこともあります。
こんな経験は二度としたくない!!という思いが私の中に強く刻まれました。
この体験から得た教訓
・始める時はうまくいくイメージと体制が具体的に出来てから
・借金は返すのが辛い
・何か始めるには勢いや好奇心も大切